鈴木健太郎山武市議、山武市長選挙に出馬表明

任期満了に伴い、令和8年4月19日に投開票が行われる山武市長選挙で、現職市議の鈴木健太郎氏(新政会・59歳)が立候補を表明した。小川豊氏に続き、出馬表明は2人目となる。

現職の松下浩明市長は今期限りでの政界引退を明らかにしており、今回の市長選は事実上の「世代交代選挙」となる可能性が高い。そうした中での鈴木氏の出馬は、山武市の今後の方向性を占う動きとして注目される。

鈴木氏は日本大学法学部卒業後、千葉銀行に入行。55歳で役職定年を迎えた後、早期退職しUターンで山武市に戻り、市議会議員に初当選した。銀行員から地方政治へという異色の経歴は、同氏の政治姿勢を語るうえで欠かせない要素だ。

市議転身の背景には、令和元年の台風被害をめぐる復興対応への疑問や、山武市が「魅力度ランキング最下位」となった際の市政対応への問題意識があったという。

現在の山武市について鈴木氏は、財務体質の弱さを大きな課題として挙げる。銀行出身という立場から、「自分の目で現場を見ながら、無駄や非効率を見極めたい」とし、財政運営への関与に強い意欲を示す。

また、市政課題としては、小松浜残土問題、旧さんむ医療センター解体に伴うアスベスト処理問題、ごみ焼却場問題などを列挙。これらについても、自身の経験を活かした実務型で対応する姿勢を強調した。

鈴木氏は、目指す山武市の将来像として「強く、恵み多いふるさと」を掲げている。

財政再建を軸に据える“銀行マン市長”という選択肢を、市民がどう評価するのか。

今回の市長選は、山武市が「変化」を選ぶのか、「継続」を選ぶのかを問う選挙になりそうだ。

関連記事