【山武市松尾地域賑わい創出事業】松尾にぎわい処直売所が1年で閉店【松尾洗心館】

【山武市松尾地域賑わい創出事業】松尾にぎわい処直売所が1年で閉店【松尾洗心館】

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山武市が「松尾駅前の賑わいを創出する」として平成27年10月にオープンした「松尾洗心館」のうち、ダンススタジオなどを除く360平方メートル(約110坪)を占める「松尾にぎわい処」で営業していた直売所と軽食コーナー「ききょうの里」が、オープンから1年後の平成28年9月30日に閉店した。

所管する山武市農林水産課は「赤字続きだったためこのような結論となった」と説明した。

松尾にぎわい処は「ききょうの里企業組合」(平成27年2月設立)が指定管理者として運営しており、店舗と冷蔵庫や棚などの什器備品は山武市が用意し、組合は販売する商品を揃え、店舗運営に係る人手や光熱費を負担するというもので、店舗の賃料や売上に対する一定割合の負担金などは課せられていない。指定期間は平成27年10月1日から平成30年3月31日までだった。

山武市農林水産課によれば、今後の建物の利用の仕方、指定管理者の再選定、指定管理者の契約不履行に対するペナルティーなど、一切未定とのこと。

 

「松尾洗心館」については、総面積1576平方メートル(約480坪)のうち約6割の部分が「ダンススタジオ」で、建設前から「なぜダンススタジオが松尾駅前の賑わい創出なのか」「ダンススタジオは税金で作るべきものなのか」との批判が根強い。

また、山武市では洗心館との関連を特別強調してはいないものの、国の地方創生のための交付金を原資として、洗心館に隣接した松尾ふれあい館でTRFのSAMさんや地元出身のダンサー菅原小春さんのダンスワークショップを、今年度それぞれ3回開催する。予算規模は総額で1500万円を超えるが、このような企画に対して市民の間で「こんなことで地方創生に繋がるのか?」「ダンススタジオの宣伝のためにやるなら、交付税の使い道として不適切では?」との疑問の声が上がっている。


追記

SAMさんと菅原小春さんのギャランティーについて問い合わせがあったため追記します。

SAMさんについては3回予定しているワークショップの内2回来ることは決まっているますが3回めは未定で、1回あたりの費用は200万円、3回で計600万円。菅原小春さんは3回のワークショップで940万円とのことです。

ただし、市が支払う金額が全て出演者のギャランティーであるかは確認できていません。


地方自治体のハコモノ行政失敗の代名詞。北海道夕張市のハコモノを舞台に仮面ライダーBLACKとゴルゴムの死闘が繰り広げられる衝撃作。戦犯、中田鉄治元市長(故人)も特別出演。