鹿間陸郎東金市長(72歳)は、山武ジャーナルに寄せられた赤信号無視の歩行者の動画について、10月18日の東金市議会全員協議会で「急いでいたので渡ってしまった」と本人であることを認め謝罪した。
東金警察署は当該動画で赤信号を無視して横断歩道を渡る歩行者について、「道路交通法第七条第一項に違反している」との見解を示している。
刑事訴訟法第二百三十九条第二項には「官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発しなければならない」と定められているが、議会全員協議会において鹿間市長が道交法違反行為を行った事実を知った公吏=東金市職員と東金市議会がどの様な対応するかについて、東金市議会議会事務局は「わかりません」との回答だった。
二万円以下の罰金又は科料という微罪であっても、鹿間市長の道交法違反行為をこのまま放置すれば、今度は東金市と東金市議会は不作為の責任を問われる事態に発展する可能性もあり、今後の動向にも注視する必要がありそうだ。