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【波動水販売】嘉瀬教育長、同意人事前日に情報操作か?

【波動水販売】嘉瀬教育長、同意人事前日に情報操作か?

 

再び「波動水の奇跡」が起こったのか?

嘉瀬尚男教育長が、東京都生活文化局などが科学的根拠を否定している「波動水」を販売していた経歴で、「潜在意識リーディング協会」の理事長や、認定オペレーターを務めていた事がインターネット上で確認できたが、嘉瀬教育長の再任人事の議案質疑前日の平成28年6月2日、嘉瀬尚男氏に関する記述が忽然と消滅した。

以前にも述べた通り、かつて嘉瀬教育長が一切関与できないとする他人のブログから、嘉瀬氏にとって都合の悪い記述だけが都合良く消えるという「奇跡」を目の当たりにしていたため、前回の記事にはページの内容が変更されてもいいように当日のWEB魚拓を用意しておいたので、ページがどの様に変化したのかを下記に示す。

潜在意識リーディング協会理事長

http://www.senzaiishiki-reading.info/as/history.html

嘉瀬理事長記載消滅前
嘉瀬理事長記載消滅後

 

認定オペレーター

http://www.senzaiishiki-reading.info/as/member.html

認定オペレーター消滅前
認定オペレーター消滅後

なお、PDFファイルでアップされていた会員名簿は、ファイルごと削除された模様。

インターネット上のhtmlファイルの情報から、これらのページは6月2日の10:51頃から11:23頃までの間に修正され、その後インターネット上にアップされたと考えられる。

嘉瀬教育長任命の同意議案については、質疑や反対討論が行われる異例の審議となったが、これは各議員から予め通告されて行われるため、嘉瀬教育長としても少なくとも数日前までにこれを知ることは可能であった。

したがって、これは嘉瀬教育長のピンチに際して波動水の力がインターネット上のファイルに変化を起こさせた奇跡ではなく、誰かが特定の意図をもって情報を修正したと考えるのが合理的である。

潜在意識リーディング協会において、嘉瀬教育長は6月2日午前中までは波動水を作る「認定オペレーター」として登録さえており、自身が平成26年6月24日に提出した「営利企業等従事許可願」において兼職の申請した「有限会社カネスエ」の店舗には現在も「波動プラザカネスエ」、取扱い商品として「波動カウンセリング」「波動関連商品」などといった看板が掲げられている。

嘉瀬教育長は平成26年10月15日の教育委員会定例会において

「波動プラザカネスエは、私が教育長に就任したことにより当該業務を停止している。インターネットの削除 は、当該記述がインターネット上に掲示されたままであると、現在も活動してい るかのような誤解が生じることを防ぐためにおこなったもの」

と発言しているが、自身が運営していたと思われるインターネット上の掲示は削除されていたもの、店舗の看板と潜在意識リーディング協会の記載については削除されなかった。

「波動水」とは

「潜在意識リーディングを行い、測定を受けた人に最も必要な波動情報を転写した水をパーソナル波動水と呼んでいます。」(潜在意識リーディング協会HPより)

とあり、同協会の認定オペレーターが「波動情報を転写」する必要があるものと考えられるが、「波動プラザカネスエ」の看板を見て波動水を求めに来た顧客がいたとした場合、誰が「認定オペレーター」として対応していた、あるいは対応する体制になっていたのだろうか。


*注:これは嘉瀬氏と同じ「認定オペレーター」の養成講座を実施している企業がAMAZONで販売している機器です。当サイトがこの機器の購入をお勧めしているものではありません。機器の効果の程は、千葉県唯一の「認定オペレーター」である嘉瀬教育長にお尋ね下さい。


6月2日の午前中まで、千葉県で「認定オペレーター」として登録されていたのは嘉瀬尚男氏のみである。

嘉瀬教育長が提出した営利企業従事許可願には、有限会社カネスエの業務は「物品販売、不動産賃貸他」とされているが、嘉瀬教育長はすでに同社代表を辞任しているものの、「物品販売」=「波動水の販売」とすればこれに「認定オペレーター」の嘉瀬尚男氏が関与しないことは考えられない。

「波動水」は公の機関や様々な書籍で「エセ科学」「科学的根拠のないまがい物」と評価されている。

また、かつて学校の道徳教育で、「水によい言葉を掛けるときれいな結晶になり、悪い言葉を掛けると汚い結晶になる」という、全く科学的根拠の無い「水からの伝言」という話が学校教育で取り上げられ、テレビのワイドショウでも話題となる大問題となったこともある。

参考:「水からの伝言」を信じないでください 学習院大学理学部物理学教室田崎晴明

「波動水」というエセ科学信奉者が、教育長という職にふさわしいと言えるのだろうか。

山武市においては、教育委員会、椎名市長、そして議会までもこれまで嘉瀬氏が教育長としてふさわしい人物であるという評価を下してきた。

しかし、今回の同意人事においては5名の議員が嘉瀬教育長の再任には不同意という判断を下した。

しかも、審議過程において「波動水」の問題については一切触れられていなかったので、今後この問題が表面化した場合、議会が別の判断を下すことも考えられる。

今回、潜在意識リーディング協会から、嘉瀬氏が教育委員就任前に理事長であったという経歴まで削除したのは、現在、過去を問わず「波動水」への関与そのものが教育長として問題があることを自身が認める証左ではないだろうか。

山武ジャーナルでは引き続き嘉瀬教育長の問題について追及を続ける。