山武ジャーナルには「山武市の教育委員の資質はどなのか?」という声が多く寄せられている。
そこで、山武ジャーナルは各委員が教育委員としての識見を備えているかを確認する目的で、山武市情報公開条例に基いて一般の「履歴書」にあたる「委員原票」について公文書開示請求を行った。
開示請求にあたっては予め
「目的は個人情報の収集ではなく、あくまで教育委員としての識見があるかを確認することなので、仮に出身大学名が個人情報にあたるということで公開できないのであれば、学部名だけでも構わない」
と、申し出ていた。
にも関わらず山武市教育委員会が開示してきた委員原票は驚くべきものだった。
まず読者各位には開示された委員原票をご覧頂きたい。
嘉瀬尚男教育長 | ||
小野崎一男教育委員長 | ||
高柳善江委員 | ||
五木田孝義委員 | ||
今関百合委員 |
この限られた情報で客観的に教育委員としての識見があると判断できるのは、教員の経歴を持つ五木田委員と高柳委員だけではないだろうか。
山武市教育委員会では現在小中学校統廃合計画を進めている。
地域の将来に大きく関わるこの計画の中枢にある教育委員が、それを推進するにふさわしい人物であるか、市民は何をもってその判断を下せるというか。
山武ジャーナルではこれまでにもさんむ医療センター医療事故隠し問題を取り上げ、山武市の情報隠蔽体質を追及してきたが、今回それを再確認する結果となったのは実に残念である。
八角レポートによって明らかとなった山武市小中学校統廃合計画の諸問題については、今後も取り上げてゆく。
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