# 【オピニオン】椎名市長への手紙

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- 公開日: 2017-06-21T22:14:35+09:00
- 作成者: 編集長

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  椎名千収山武市長様

６月１２日に山武市議会を傍聴いたしましたが、椎名市長のご発言があまりに衝撃的だっ
たので筆を執らせていただきます。

まず初めに驚いたのが、山武市の人口減少に対する椎名市長のご見解です。

椎名市長は「少子高齢化・人口減少は山武市だけの問題でなく、日本民族全体の問題」と
おっしゃいましたが、実際にはどうなのでしょう。

山武市は平成１８年に合併しましたが、合併当時と今の人口を近隣の市制自治体と比較し
てみました。

  |  自治体名 |  平成１８年４月人口 |  平成２９年５月人口 |  増減 |  増減率 |  
 |  **山武市** |  **60,143** |  **53,050** |  **-7,093** |  **-11.79%** |  
 |  東金市 |  60,256 |  60,148 |  -113 |  -0.19% |  
 |  大網白里市 |  50,448 |  50,038 |  -410 |  -0.81% |  
 |  八街市 |  76,029 |  71,517 |  -4,512 |  -5.93% |  
 |  富里市 |  51,439 |  50,104 |  -1,335 |  -2.60% |

こうして比べてみると、山武市の人口減少率は突出していますね。

日本全体でみても、平成１８年と比較して現在までの人口減少率はわずか0.8%程度です。

それに、椎名市長は少子高齢化が人口減少の要因だというご見解のようですが、高齢化は
長生きする人が増える＝亡くなる人が少なくなることですので、わずか１１年の間に１２％
もの人口が減少する理由にはなりません。

少子化＝出生率の低下は人口減少の要因になると思いますが、もしそうだとすると近隣の
自治体と比べて山武市の人口減少だけが突出するのは不自然です。

つまり、山武市の人口減少の主な原因は、住民が市外へ越してしまう転出超過であること
は明白です。

にも関わらず、椎名市長は人口減少に対して具体的な施策は何もないとご答弁されました。

人口が減少すればその分市全体の経済活動が縮小し、その結果税収が低下します。税収が
低下すれば福祉などの市民サービスの質の低下を招きます。

そんなことはパリ大学の経済学部をご卒業された椎名市長なら、私などに指摘されなくて
も分かりきっているはずだと思いますが、合併以来１１年間も市長の座につきながらなぜ
今まで具体的な施策を打ってこられなかったのでしょうか。

椎名市長は「他の自治体と人口の奪い合いになる施策はしたくない」とご答弁されています
が、現実として他の自治体はそれぞれ様々な施策で人口減少に歯止めをかけようと努力し
ています。

山武市だけが何もしなければ、市長のお言葉をお借りすると山武市だけが一方的に人口を
奪われ、その結果市経済が衰退し、最終的に私たち市民が不利益を被ることに繋がります。

椎名市長は平成２７年に共同通信が全国の自治体の首長に行った人口減少についてのアンケート
に、千葉県内の首長でただ一人お答えにならなかったそうですが、山武市の人口減少に対して
何の危機感もお持ちではないのでしょうか。

次に私が驚いたのは、成東駅北口のあり方についての椎名市長のお考えです。

山武市の玄関口とも言えるJR成東駅の北口は、改札口は愚か道路すら整備されていません。

椎名市長は成東駅北口について「葦の林を抜ける風も心地よく、オオヨシキリの鳴く素晴らしい
場所」というご答弁をされました。

私は今まで成東駅の北口は駅のホームや成東中学校あたりから遠巻きにしか見たことがなか
ったので、これを機会に実際に足を運んでみました。

すると、そこには広がっていたのは椎名市長がおっしゃるものとはずいぶん違った光景で
した。

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ようやく見つけた農道を分け入ってみましたが、これはどう見てもただの耕作放棄地では
ないでしょうか。

オオヨシキリかは知りませんが、確かに鳥は鳴いていましたよ。

でも、駅前の風景としてこの荒れ果てた耕作放棄地を良いと感じる人が、一体どの位いる
のでしょう。

椎名市長は山武市合併前の成東町でも町長を３期もお勤めになられていますが、その間も
含めて延べ３０年近く、成東駅北口をどの様に活用したら良いのか全く考えて来なかった
のですね。

 

私が尊敬する吉田松陰は、この様な言葉を残しています。

_**夢なき者に理想なし**_

_**理想なき者に計画なし**_

_**計画なき者に実行なし**_

_**実行なき者に成功なし**_

_**故に、夢なき者に成功なし**_

人口減少に対しても無策。成東駅北口の活用についても無策。

椎名市長は正に、夢なき者、理想なき者、計画なき者、実行なき者そのものではないでしょう
か。

そのような方が、なぜいつまでも市長の座に留まり続けようとするのでしょう。

夢なき者に成功はありません。夢なき市長の元で山武市の繁栄もありません。

 

ある市民の方が、椎名市長の多選についてこんなことを仰っていました。

「椎名市長は何もやらない。何もやらなければ失策もない。だから椎名市長は長続きして
いるんだ」

でも、私はそれは大きな間違いだと思います。

山武市の行政を預かる者として、市長は市民の生活の質を維持・向上させるために最大限
の努力をする責務があるはずです。

その市長が人口現象に対して何ら策を講じようとせず、また市の玄関口である成東駅北口
を活用せずに何十年も荒れ地のまま放置するのは、市長としての責務の放棄です。

これは、やるべきことをやらない責任＝「不作為の責任」です。

何もしなければ確かに失策はないのかもしれませんが、「不作為の責任」を免れることは
出来ないのです。

 

椎名市長の任期は平成３０年４月まであと１年近く残っていますが、そんなことは気にせ
ずに何卒１日も早くご勇退下さいますようお願い申し上げます。

あなたがその椅子に座り続ければ続けるほど、山武市は衰退の一途であることにどうかお気づき
ください。

 

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