# 【コラム】データから読み解く欺瞞【山武市広報折込数過大申告疑惑】

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- 公開日: 2019-07-14T11:40:33+09:00
- 作成者: 編集長

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山武ジャーナルが新聞折込で配布されている広報誌の折込数が過大ではないかと指摘して
以来、各方面から様々な反応が寄せられています。当事者の齋藤NSと読売新聞からは「事実無根
なので記事を取り消して謝罪文を掲載せよ」という趣旨の「抗議書」が相次いで届きました。

山武ジャーナルでは写真とデータに加え、自ら販売店を回って折込広告を出稿し、聞き取り
を行うなどのフィールドワークを通じて、「山武市新聞折込組合が市に申告している広報
誌の折込数が過大ではないか」という結論を導き出しています。

「事実無根」というなら、せめて山武ジャーナルが示したデータや、聞き取り調査の内容
について、具体的にどこが間違いなのか指摘していただきたいものです。

さて、山武市の広報誌、議会だよりは、山武市内に配達エリアを持つ新聞店による「山武
市新聞折込組合」が一括して取りまとめ、代表の齋藤ニュースサービスが毎月必要部数を
市に申告し、市はその部数を齋藤ニュースサービスに納品し、齋藤ニュースサービスが各
販売店に分配する仕組みになっていることは、これまでの山武ジャーナルの記事で説明しま
した。

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新聞販売店の受け持ちエリアは一般的に市町村の範囲と概ね一致していますが、一部市町村
境を越境する部分もあります。そのため、山武市と隣接した八街、富里、横芝光の新聞販売
店の内、山武市内に配達エリアを持つ店舗はこの組合に加盟しています。

そのうちの一つに、横芝光町の「YC（読売センター）横芝光」があります。

YC横芝光を経営する「有限会社齋藤新聞店」は、成東の齋藤ニュースサービスと同じく齋藤
逸朗氏が代表を務めています。

### 読売センター横芝光＝（有）齋藤新聞店の販売部数のうち、約１０％が山武市分？

平成３１年３月時点で、YC横芝光の山武市の広報折込数は３５０部でした。広告代理店など
が公開していた同じ時期の同店の読売新聞販売部数は３，２００部です。

同店は千葉日報の販売も行っていると思いますが、あいにく千葉日報は現在発行部数を公開
していません。かろうじて６月１４日の日経新聞に[「2019年1月時点の公称発行部数は14万5150部」](https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46055130T10C19A6000000/)
という記述がありましたので、これを手がかりに千葉県全世帯に対する千葉日報の普及率
を求めます。今現在の千葉県の世帯数は２，７５７，７１２ですから、割り算をすれば５．２６％
です。

それを横芝光町の世帯数８，６３８に当てはめれば、横芝光町における千葉日報の販売部数
は４５５部程度ではないかという推定が成り立ちます。

さらに、横芝光町では朝日新聞の販売店ASA横芝光も千葉日報を販売しています。ASA横芝
光は朝日の他、毎日、産経、日経、東京の各紙も販売しており、合計で１，８５０部です。

横芝光町に新聞販売店はこの2店しかありませんので、YC横芝光の３，２００部と合わせれ
ば千葉日報を除く横芝光町の新聞販売部数が５，０５０部であることがわかります。シェア
で言えば、YC横芝光が６３．４％、ASA横芝光が３６．６％です。

４５５部をこのシェアに基づいて分けると、YC横芝光は２８８部になります。ざっくり多め
に見ても、YC横芝光が販売している千葉日報の部数は多めに見て３００部程度ではないか
という推定が成り立ちます。

読売新聞の販売数が３，２００部ならば、YC横芝光の販売部数は千葉日報を含めて３，５００
部になりますが、そのうち山武市分の部数が３５０部ですから、YC横芝光の販売部数の内
１０％が山武市内ということになります。

### 新聞販売店のエリアマップを見てみれば

では、YC横芝光は山武市内にどのくらいの配布エリアを持っているのでしょうか

横芝光町は山武市の半分より少し小さい６７．１平方キロメートルに、２２，６６５人の
人口を有しています。世帯数は８，６３８世帯です。

基本的に横芝光町が営業エリアであるYC横芝光が、一部山武市に販売している部数が１０％
を占めているのであれば、山武市内にそれなりの配布エリアがあるに違いありません。

そこで山武ジャーナルは複数の広告代理店が提供する新聞店の「エリアマップ」を入手し
て確認してみました。（本当はWEB上に掲載して読者の皆様にもお見せしたいのですが、著作
権の観点から控えます。自分の目で確認したいという読者の方には、個別にご連絡をいた
だければお見せします。）

すると驚くことに、YC横芝光が山武市に越境しているエリアは、松尾町広根地区のごく一部
の水田しかありませんでした。むしろ山武市の販売店であるYC松尾が、横芝光町の鳥喰地区
や中台地区などに越境していました。

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YC横芝光が山武市内に持つ配達エリア。左奥に見える建物は資材置き場。右奥に見えるの
はソーラーパネル。読売新聞読者が住んでいそうな住宅は見当たらない。

好意的に解釈して、面としての配布エリアはなくとも市町境が凸凹になっているようなところで
YC横芝光が山武市の世帯に配達しているところがあるのかもしれません。

しかし、それが全店の販売部数の１０％に当たるというのは・・・・

### 山武市内に配布エリアがあるエリアマップを発見！！

これは本来どうなのかという話なのですが、さらに調べを進める中でエリアの境が異なる
別のエリアマップを提供している代理店がありました。どちらが真のエリアマップなのか
という問題はあえてここではスルーして、少しでもYC横芝光に好意的にこちらのエリアマップ
で再度検証したいと思います。

こちらのバージョンでは先ほどの水田のほか、松尾町武野里地区の一部と、松尾町八田地区
のうち金刀比羅神社から国道１２６号線と旧道が合流するごく一部の地域と総武本線の海
側の水田部分がYC横芝光の配布エリアになっていました。

松尾町武野里地区は前回の国勢調査の数字で１１５世帯なので、多めに見て１００世帯が
YC横芝光の受け持ちと考えます。

八田地区の当該エリアについては、住宅地図で確認したところ住宅が１００件少々といくつか
の会社や工場しかありませんでした。アパートなども皆無ではないのでもう少し多めに見積
もっても良いかもしれませんが、前の国勢調査で八田地区は４８６世帯だったことも考慮
しても、かなり贔屓目に見て１５０件といったところではないでしょうか。

これら合わせて、山武市ないで多めに見て２５０世帯程度のエリアがYC横芝光の受け持ち
と考えられます。

このエリアで３５０部の読売新聞を販売しているのであれば、金刀比羅神社の周りと武野里
に住んでいる人は全世帯もれなく読売新聞を購読し、一家で２部以上契約している世帯も
少なくないといった状況になってしまいます。

### 数字は物語る

齋藤ニュースサービスが山武市に提示したYC横芝光の３５０部という数字について様々な
見方から考えてみましたが、ここで少しまとめてみましょう。

・YC横芝光が山武市に配布する３５０部は、配布エリアが横芝光町である同店の販売部数
の１０％。

・YC横芝光が山武市に持つ配達エリアの世帯数は、限りなくゼロに近いか、かなり多く見積
もっても２５０件程度。

・YC横芝光は山武市のごく一部の地域の２５０世帯（かなり多めに見て）に対して１４０％
という奇跡の契約率を誇りながら、メインの横芝光町では全世帯の３６％程度しか販売でき
ていない。

（ちなみに、読売新聞が公表している千葉県における現在の読売新聞の世帯普及率は２８．０８％
だそうです。）

「YC横芝光の山武市内の折込部数が３５０部」という数字について、様々なデータを基に
検証すると、現実にはありえない結論が導き出されてしまいます。つまり、このことが意味
するのは、そもそもの「３５０部」が欺瞞ではないのかということです。

齋藤ニュースサービスが、山武ジャーナルの記事が事実無根で謝罪を要求するのであれば、
その前にYC横芝光の３５０部についても納得できる説明をしていただきたいものです。

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